ブリキ玩具は、基本的には 動きがより楽しく、面白く、感動につながる。
その一般的なものは、ゼンマイ仕掛で動くものである。
欠点は、10秒前後でゼンマイが0(ゼロ)にもどって止まる事で、長時間
動かない事にある。
しかし、日本人の知恵で 時計の振子的ブランコをする玩具や、ジェットコースター
的登る時だけ動力を与え、下り坂のエネルギーを利用して長い間動く工夫等も
された。
同じゼンマイでもヒゲゼンマイと言って、中心の横棒に ワイヤー状に
巻きつけて、エネルギーに変えるものもあり、これ等は、ゼンマイ仕掛よりは
若干長く動いたが、一寸動きの迫力に欠ける面もあった。
それ以前の玩具には、ハンドオペレーション即ち手で押して走らせたり
動かすものだったが、一寸した工夫で、タイヤのセンター部より 若干ずらして
車軸をハンダ付けして 4個の車軸をそれぞれ変化をもたらした接着で
手動プラス反動を利用したもの等もあった。
その後の玩具には、 ゼンマイより若干動く時間をのばす工夫をしたエネルギー、
フリクション(弾み車)が使われた。これは主となる動力を、高回転させ、
そのエネルギーを車等の回転軸へ伝え、ゆっくり走行するメカニズムである。
条件の良い所では10m以上走行するものもあった。しかし欠点は、弾み車の
高速回転により、他の歯車が擦り減ったり、くい込んだりして、直ぐに
故障する事にあった。
鋼的素材を使用すれば多少はマシになるが、コストの面と、故障すると
次の玩具を求めるお客と 商店との利害関係が いろんな面で一致していた為、
鋼的素材は使用される事はなかった。
時代が進むにつれ、玩具も電動ものに進歩していった。いわゆる電池で動く
玩具である。これはスイッチを入れ、電池がなくなるまで動くわけで、玩具が
大きく成長し、大衆から受け入れられる時代になった。
モーターで動く玩具の大半はマブチモーターが利用され、種類も多岐にわたり、
小さくて性能の良い事では有名である。
電池を入れたままにしておくと、液だれを起こし、バッテリーボックスや
ターミナルを錆びさせ、次には使い物にならない事例も多かったが、これ等は
個人の責任であるのは当然であり、子供達の注意力を深める事にも繋がる。
電動玩具の普及でメーカーは、様々なアイデアを取り入れた。その1つとして、
壁に当たっても方向を自動的に変えて動く玩具、即ちミステリーアクションの
開発が行われたり、笛や音に反応してスイッチが入ったり切れたりする
ソニコン開発で、かなり離れた場所から玩具のコントロールが可能になった。
更には、ラジコンの開発で複雑な操作も可能にした。又驚く事は、地上で
楽しむ事は勿論、空中でも飛行機やヘリコプター等を自由に操るまでの発展を
遂げた。しかし、これらの玩具操縦技術が問題になり、事故防止の為に
広い場所の確保が必要となった。また友好的グループや○×クラブなどが
誕生して今日に至っている。